一、遷宮が表す神々に感謝する心
それは自然の恩恵に感謝し、自然と共に生きる心。地球の限りある資源を簒奪するだけでなく還元し、将来(未来)世代へと繋ぐこと。
一、遷宮が表す神々に感謝する心
それは自然の恩恵に感謝し、自然と共に生きる心。地球の限りある資源を簒奪するだけでなく還元し、将来(未来)世代へと繋ぐこと。
20年に一度、神苑内の全ての御社殿や鳥居、宇治橋まで新築する神宮式年遷宮では、膨大な御用材が必要であり、その総材積は凡そ800立方mにもなります。その為、大正時代から200年後の遷宮を想定して檜を育成しています。また、旧社殿の廃材は、撤下古材と称され、全国の他の神社の修繕や災害に遭った神社の再建等に使用します。どの古材も元は自然から頂いたものであり、一本も無駄にされることはありません。同様に出雲大社でも未来の遷宮に向けて御用材の育成を初めています。
遷宮を通して、自然と共に生きる心、ものを大切にする心が受け継がれています。